落語 其の二
 招福亭こいく(しょうふくてい こいく)

粗忽で手に怪我をして、入院するハメになってしまい、着物を着られなくて…。でも、ピンクの甚米が良く似合ってます。病室でのいびきのエビソードや、亘理町の防犯の合言葉「はらこめし」の解説を交え、明るく元気な開口一番でした。
 死ぬなら今  
 青葉亭軽茶(あおばてい かるちゃー)

今回が新撰初高座のニューフエイス。でも、そうと感じさせない堂々としたもので、そうと感じさせない高座ぶり。声質もよく、通るのでかなりトクしてます。噺は上方ネタ。「地獄の沙汰も金次第」と言いますが、こんな閻魔様では、ねぇ。
 長短  
 乃芽家一曻(のめや いっしょう)

十人寄れば気は十色。気性が正反対の二人の、噛み合うような噛み合わないような会話が、本題。これを盛り上げるのに、人間模様をおかしく描いた小噺を、マクラにたっぷりと。客席が一気に温かくなりました。今回の、爆笑第一席です。
 死神
 水無月亭六六(みなづきてい ろくろく)

夏場にふさわしい“怖い噺”の代表格。主人公の無鉄砲なキャラクターが、六六さんにドンピシャリ。死神も一般的な汚い爺とは違って、骨っぽいイナセな感じ。これもアリですね。アジャラカモクレン、サマージャンボ、末等以外当たりましたか~!?
 歴史を現代に
 桂 友楽(かつら ゆうらく)

江戸初期に石巻、北上川の大規模改修を指揮した川村孫兵衛。幕末に遣米使節の一員になった玉蟲佐太夫。友楽さんは優れた功績がありながら、埋もれている仙台人の「伝記的落語」を手掛けています。佐太夫と仙台四郎の絡みは、面白そうですね。
 深川・かっぽれ
 櫻川后左江(さくらがわ こうさえ

落語が続く中、后左江さんの踊りは、皆さんの目と耳と脳ミソを癒してくれる、すがすがしい清涼剤です。折しもお江戸の寄席でも、夏は「住吉踊り」の季節。新撰落語会でも、皆で踊れたら楽しいですね。今度、ご指導お願い致します。
 たがや
 目白亭白目(めじろてい しろめ)

夏場のトリは賑やかに、この一席で。商い帰りの“たが屋”に、人情あふれる江戸っ子は両国橋の道をあけてくれた…のだが。今回がネタおろしと言うことですが、そんな気配などない、見事な高座でした。かつての「目白の師匠」が彷彿としました。
 
 今回からスタッフ参加の、軽茶さんに続く新顔、播州亭玉椿さん(前列左)も加わって、“大暑の宵”は、わいわいと更けていったとさ。
 写真説明:裁落亭とんぼ 記

第37回仙台新撰落語会

と き 2016年7月23日(土)
ところ 宮城県民会館 4F会議室

梅雨終盤、雨降りではなかったものの、とても蒸し暑い中、およそ60名のお客様がご来場くださいました。
新顔から中堅、ベテランまで、それぞれの話芸を楽しめる、充実したひとときになりました。